グローブボックスとは?
用途と種類を徹底解説
研究・開発・製造の現場で不可欠な、安全かつ精密な作業環境の構築をサポートします。
グローブボックスとは
グローブボックスとは、外部環境(大気)との遮断が必要な作業において不可欠な密閉装置です。化学、電子デバイス、製薬、エネルギー研究など、高度な環境制御が求められる多くの分野で活用されています。
用途に応じて、酸素や水分を除去する不活性ガス型、非常に乾いた環境を作る低露点型、内部物質の漏出を防ぐ負圧型など、様々なタイプが存在します。
グローブボックスの主な用途
進栄製作所のグローブボックスは、以下の主要分野をはじめ多岐にわたる研究・製造現場で採用されています。
化学・先端材料研究
酸化しやすい金属材料や、大気中の水分と激しく反応する試薬を扱う実験では、高純度な不活性環境が不可欠です。
- 有機金属化合物の合成・分析
- 触媒開発および評価実験
次世代デバイス開発
ナノレベルの不純物や微細な水分が製品寿命に直結する半導体・有機EL分野。極限までクリーンな環境を提供します。
- 有機EL素子の封止プロセス
- ペロブスカイト太陽電池の研究
電池・エネルギー材料
リチウム等の活性金属を扱う電池研究には、露点 -40℃〜-80℃といった超低湿度環境の維持が求められます。
- リチウム金属負極の取り扱い
- 全固体電池の組み立て・試験
医薬・バイオ・ライフサイエンス
高度な無菌性(ポジティブ制御)や、危険な病原体・化学物質からの作業者保護(ネガティブ制御)を両立します。
- 封じ込め設備(アイソレータ)
- 高活性医薬品原料(API)の秤量
制御方式による種類
不活性ガス循環型
最も汎用的な酸素・水分除去タイプ
ガス精製装置を接続し、ボックス内の窒素やアルゴンを循環させながら、酸素と水分を1ppm以下まで除去します。
低露点制御型
「乾燥状態」を極限まで追求
除湿装置により、露点 -40℃〜-75℃程度の超低湿度環境を実現。次世代電池開発に欠かせない方式です。
陰圧・陽圧切替型
圧力差による高度な封じ込め
内部の有害物質を漏らさない「陰圧制御」や、外部のコンタミを一切入れない「陽圧制御」など、目的に応じて気圧を精密管理します。
