導入後の点検・測定・修理・交換をトータルサポート
クリーンルーム・クリーンブースなどの設備は導入後の維持管理が重要です。
時間経過とともにフィルターは目詰まりにより消耗し、
風量低下による清浄度低下の原因になります。
伸榮産業は導入後の点検・測定・修理・交換をトータルでサポートさせていただきます。

点検内容
製品設置・施工時に「清浄度測定」「風速測定」を行い、初期値を当社にて管理させていただきます。
定期的に以下点検時期をお知らせし、継続的にご相談いただきながらアフターサポートを実施いたします。
清浄度測定

パーティクルカウンターという測定器を使用してクリーンブース内部の清浄度を測定することで最適範囲の状態が維持できているかをチェックします。
風速測定

フィルターはホコリを捕集していくことで目詰まりします。
目詰まりによる風速(風量)を点検し、
フィルター寿命を推定していきます。
外観検査

全体の外観検査、FFUの稼働点検を行います。ビニールシート・パネルの損傷(破れ・穴あき・隙間)はクリーンエアーの不要な流出につながり、清浄度を損ねることになります。
計測器について
当社が行う「清浄度測定」「風速測定」は以下の高精度機器を用いて実施いたします。
HEPA(ULPA)フィルターの交換作業
HEPA(ULPA)フィルターはいずれもグラスファイバーで作られたろ材を使用しており、洗浄や再利用はできません。
使用環境によりますが、短くて1~2年でフィルターが目詰まりし、所定の風量を供給できなくなってしまいます。差圧計の数値だけでなく、「清浄度測定」「風速測定」などを参考に、適切な交換時期を判断します。
点検の結果、必要に応じてHEPA(ULPA)フィルターの交換作業を実施いたします。

設備の修理・交換
塵埃がファンやモーターなどの設備に付着すると、故障の原因になります。
外観検査により、FFUなどの設備に異常が見られた場合は修理・交換いたします。
現場での日常管理
現場での日常管理は最も重要です。運転をし続けるとHEPA(ULPA)フィルターが徐々に目詰まりを起こして
風速(風量)が低下するため、清浄空気がブース内に適正に供給されなくなってしまいます。
当社ではHEPA(ULPA)フィルター交換の目安を知るツールである
「差圧計」と「HEPA(ULPA)フィルター交換通知器」の設置を標準的に装備させていただいております。
それらをチェックすることでHEPA(ULPA)フィルターの交換時期の目安にしていただけます。
プレフィルターの清掃・交換は汚れの状態を目視し、実施してください。
プレフィルターの清掃・交換

プレフィルターは汚れの状態が目視できるため、掃除機などでほこりを吸引し、
清掃してください。オイルミスト等による汚れがひどい場合や変形した場合は新しいプレフィルターに交換してください。
一般環境でのご使用で1 ヶ月に1 回程度の掃除、1 年に1 回(使用環境、汚れの状態によっては半年に1回)の交換を推奨します。
差圧計の確認

差圧計の数値上昇によりHEPA(ULPA)フィルターの交換時期をお知らせします。
初期値・交換目安値(目詰まり警告ライン)の目印を付けますので、交換目安値に近づきましたら当社まで交換をご依頼ください。
交換通知器の確認

FFU に連動して積算タイマーが稼働し、一定時間到達ごとにランプが緑色から赤色に変化し、HEPA(ULPA)フィルターの交換時期に到達したことを示す通知器です。
交換時期への到達はご使用環境により異なりますが交換の目安にしていただけます。
ビニールシートやパネルに亀裂が入ったり、支柱との固定がずれていると清浄空気が漏出したり、
外の未処理の空気が混入したりして清浄度が低下する要因となります。
そのような場合は当社まで修理・交換をご依頼ください。
